沖縄への移住

Yahoo!セカンドライフ 石垣島に溶け込むそれぞれのスタイル http://secondlife.yahoo.co.jp/life/special/060621/index.html
沖縄に移住して生計を立てている人たちの現地からのリポート。沖縄を旅行して自然やゆったりした生活に触れてあこがれて沖縄に移住する人が増加しているみたいだけど、旅行で訪れるのと現地に住むのは別。実際に住むとなると新参者に対しては閉鎖的なことが多く、移住者のみでコミュニティーを築いていることもあると聞く。このリポートにある2組の例でも比較的新しい集落への移住であったためすんなりと受け入れられたところもあるが、地域へのフィードバックや地元のコミュニティーとの信頼関係を築く努力をしたことも大きかったと思われる。

チョウを追い続けて50年 昆虫少年がたどり着いた南の島

  • ここ石垣島に3年前にオープンしたのが、チョウの私設博物館「蝶館・カビラ」。ヤマバレーという、ここ5年ほどで賑わってきた新しい集落にある。
  • 過日、地域の20余名の幼稚園児が遊びに来てくれたこと。これからは、向こうから来てくれるのをただ待つだけでなく、地域にどうかかわっていくかを積極的に考えていきたいと祐史さんは言う。(中略)今夏には、大手旅行会社と話し合い企画された、県外からの子ども向けの虫観察ツアーを実施する計画もあるのだそうだ。
  • 夢をかたちにして、それを生活の基盤とし、地域にフィードバックさせながら暮らしていこうとする夫妻の姿は、空を舞うチョウに負けぬほどまぶしかった。

田舎暮らしって忙しい! マンゴー農家兼公民館館長

  • 昨年の石垣島では天候不順により多くの農家が大打撃を受け、収穫量は例年の1〜2割にまで落ち込んだ。そんななか、マンゴー栽培歴6年のIターン者、川上博久さん(57歳)は例年の3分の1の収量を確保。減ってはいるが、それなりの収穫を得ているのだ。これはいったいどういうことか?
  • 料理人の師弟関係さながら、自分の仕事をしつつ、師匠のやり方を見て学んだのだ。こうして得た知識に、インターネットや書籍で調べた情報を織り交ぜ、独学で肥料をつくっている。そんな川上さんのマンゴーは、東京港区にある評判の仏料理 店「コートドール」でも扱われている。自らラブコールを送ったら、使ってもらえるようになったのだそうだ。
  • 川上さんにはもうひとつの顔がある。地域の公民館の館長に3期連続で就任しているのだ。川上さん夫妻が暮らす吉原集落は、市街地から車で30分の場所にあり、住民は約120人。53年前に、宮古島から来た人たちが開拓した集落だ。その集落の公民館の館長という重要な役割を、東京から移り住んで7年の川上さんが3期連続で担っているのはなぜなのか?
  • 以前、川上さんは『吉原入植50周年記念誌』という記念誌の編集委員長をしたことがあった。(中略)借りた写真は自宅のスキャナーで取り込み、心配をかけぬように、即刻返却するようにした。聞き書きのページもあり、名乗りをあげたメンバーが年輩者を訪ねて昔の話を聞いてまとめていった。「こんなことを通して、信用してもらえるようになったのではないかな」と川上さんは言う。
  • 本はインターネットで注文。書斎の本棚には古典文学から民俗学と、幅広い書籍がぎっしり。