ネット既視感

ネットで他人の経験や感想を読むうちに自分も体験した気分になること。
(今朝の日経新聞特集記事「ネットと文明」より)

無印良品の企業広告を担うデザイナーで武蔵野美術大教授の原研哉は学生たちの軽いノリに違和感を覚える。本当に知っているのかと尋ねれば、聞きかじりの知識だけ。深く知ろうとせず浅い知識の理解で満足している。

Googleで検索すればなんでも情報が得られる時代。ネットにある情報は従来の書籍に比べると深いところまで掘り下げているものは現状では少ないけれども、日常生活の会話などでとりあげるにはネットで得た情報で十分であることが大半で、むしろ時間がない人にとっては大まかな知識を効率よく得られるのはすごく便利で需要があると思う。
たとえば

こういうのを読んどけばテレビを見てなくても、内容を知ることができ、人と話題をあわすことができる。
しかも、音声や動画などとちがって、文章なら自分の速度で読んでいけるから効率的なので、だらだらテレビをみるのが無駄に覚えてくる。
ネットにあるのは表面的で「浅い」情報かもしれないけど、それで事足りることも多い。忙しい人にとっては、効率的に情報を集められるし、昨今のだらだらとしたテレビ番組を見る必要もなく、ネットの恩恵にあずかることができる。