随処に主となれば、立つところみな真なり

「随処に主となる」というと、自分が自分がと出しゃばって出て行くことのように思えるが、まったく違う。「どのようなところにあっても主体的に考えることが大切」というのが真の意味だ。
自分の所属する集団のために何が本当に必要なのか、なにが本当に大事なのかを考えて問題解決のために一生懸命努力すれば、人は必ず好意を持ってくれるし、ついて来てくれる。リーダーに必要な資質、心構えをこれほど端的に示す言葉はないと思う。

日経新聞 私の履歴書 江頭邦雄(味の素会長) 第4回目より

で、何人かに一人混じっている、正社員に登用されるバイトちゃんというのは、どこが違うかというと、一言でいうと、ボランティア精神旺盛な、お人好しな感じのバイトちゃんであることが多い。
つまり、死にそうに忙しくて、へろへろになっているディレクターやアシスタントディレクターに同情して、「みんな徹夜してまで必死にがんばっているのに、ぼくだけ、さっさと先に帰っちゃうの、悪いな。なんかもっと手伝ってあげられることないかな。」と、真剣に考えちゃうお人好し君だ。

無学歴、無職歴、無実力のニートが年収500万円の正社員になる方法 - 分裂勘違い君劇場 by ふろむだより

私の履歴書、今月は味の素の会長さん。どういう方かよく存じ上げませんが、興味深いので今のところ毎日欠かさず読んでいます。最近いろんな文書を読んでいる中で、集団の中で起こっている問題を見つけ出して解決し、そして集団全体をよい方向に導ける人こそ今必要なんだ、というのをよく見かけます。たまたま私の履歴書と某ブログで同じような内容があったのでメモ。