自分のため?会社のため?社会のため?

この出来事は、自分のした仕事の意味を改めて考えるきっかけを与えてくれた。私は誰のためにこの仕事をしたのか。自分のため?会社のため?社会のため?
そして、今の仕事を通じてこの3つが同時に実現できることに気づいて、私の気持ちは吹っ切れた。こここそ自分の一生をかけられる場所。この会社で生きていく価値がある。この会社に骨を埋めるつもりで働こう。

11月11日、日経新聞私の履歴書江頭邦雄・味の素会長編)より
若い頃の浮気をカミングアウトしたり、豪放磊落な江頭さんの半生を綴る、今月の私の履歴書、とても面白いです。この日の話は38歳にして仕事の意味に初めて気づいた話。
同期トップで課長に昇進したのは、優秀なのはもちろんのこと、会社にある問題かを考え、またそれに関わる人(上司はもちろん、末端の工場従業員、他社のライバル)の生の意見を足で聞きに回った泥臭さが結局は仕事の評価につながってのことだったのだと思います。