ルビーの奇跡 Miracle of Ruby

成長を考える 第1部 もっとできる(5)(今朝の日経新聞1面の連載記事)より

ルビーは他の言語の十分の一程度の行数で同じ内容のソフトが書ける簡潔さが売り物だ。行数が少なければ「書き間違い」のリスクを減らせるので、ソフト開発の生産性が上がる。
(略)
ヘット検索サービスを手掛けるはてな、ブログ用システム開発ドリコムなど新興企業はソフト開発の負荷が軽いルビーをこぞって採用する。東大でも来春から情報科学の講座でルビーを扱う。
(略)
クラウドソーシング(crowd-sourcing)。米国で脚光を浴びる事業モデルだ。特定の外部企業にアウトソーシング(outsorcing)するのではなく、ネットの向こうの不特定多数の大衆(crowd)に委ねる。

「東大で」の話のソースはここ?
東京大学教養課程の第一プログラミング言語がRubyに - sumiiのブログ
日経新聞の記事のソースがはてなダイアリーの1ユーザーの日記なんですね。もしくは別のソースかな。

日経新聞にも取り上げられるとはRuby注目されてますね。お父さんにも分かるようにRubyを簡単に解説。

Rubyは日本人の「まつもとゆきひろ」さんが開発したプログラミング言語。無償で配付され、その後、世界中の技術者によって着々と改良が進められていきました。いろんなプログラミング言語(C,PerlJavaなど)のいいところを組み合わせた、使いやすいプログラミング言語で、ちょっとしたスクリプト(短いプログラム)から本格的なソフトウェアまで開発できます。シンプルだけど機能的な優れた言語であり特に海外で注目を集めましたが、先行のPerlや新興のPHPほどは普及していませんでした。しかしウェブサイトとの親和性が優れたプログラミング言語であったため、Blogなどウェブサイトの開発に利用されたり、Rubyで書かれた「Ruby on Rails」というウェブアプリケーション開発システムが大ブレークしたりしたことにより世界的に(2005年くらいから)とても注目を浴びて、普及してきています。Rubyの長所はシンプルだけど「かゆいところに手の届く」便利な文法。そのため、プログラム記述が楽で、またバグ(プログラムのミス)も入り込みにくくなっており高い生産性を持っています。また複雑なソフトウェア開発も効率的に行える言語設計になっていて、シンプルさと機能性を兼ね備えた言語です。

個人的に感じているRubyの長所は「厳密性と冗長性の共存」。厳密性を追求すれば制約が生じてプログラミングの際にストレスを感じます。逆に冗長性を求めれば曖昧さが残りミスが入り込む余地が増えます。その厳密性と冗長性とがいい塩梅になっているところがRubyの優れた点だと考えています。
Rubyの生産性の高さはどこまで本当か? - 分裂勘違い君劇場 by ふろむだ
Ruby - Wikipedia